去る2024年12月24~28日、当会の古川師範が映像関係の方から「ベトナムを広く紹介する企画があり、武術も紹介したい」とのお話しを伺いました。日本から武道の指導者が一緒でないと難しいとの事から同行のご依頼を頂き、業務上の視察を兼 ねてベトナムの地を訪問することになりました。
ベトナムは発展途上国ではありますが、平均年齢が33歳と若く、活力が感じられる国でした。 また、親日国ということもあり多数の武術も存在し、歓待され有意義な武術交流ができました。
以下の二団体と武術交流し、私も空手と居合の演武を披露させていただきました。(師範談
●ベトナムで有名な道教寺院で待合せ

【ナム・ホン・ソン】中国武術と伝統的なベトナム武術が融合したと言われる格闘技で、ハノイで 有名な格闘家で あった「 グエン・グエン・トー氏」によって創設されました。
古来より伝わる伝統的な素手の動きに加えて、武器を用いた技を駆使するのが特徴で、中国に伝わる精神鍛錬の方法や呼吸法なども取り入れられています。現在、ハノイで最も人気があり、ドイツにも道場があります。
【ボビナム】 中国拳法をはじめ、西洋のレスリングやボクシング、さらにはムエタイやキックボクシングなどが研究され、それぞれの要素が取り込まれていった結果、グラップリング、殴打、カウンター攻撃、武器の使用など、幅広い様々な技が含まれる混合武術となりました。
ベトナム発祥の総合武術、また格闘技と呼べる武術でベトナムで最も広く学ばれ、実践されてきた武術。世界ボビナム連盟が統括しています。
●ナム・ホン・ソンの皆様の演武


ナム・ホン・ソンには大勢の門下生がみえるとのことですが、仕事を休める方が交流会にご参加いただいたとのことでした。ありがとうございました。 押忍!



●居合と空手の演武を披露




●ナム・ホン・ソンの皆様及び興味深くご覧いただていた欧米人の方と記念撮影

●ポピナム道場にて

ベトナムで一番人気がある武術で飛びつき関節等、多彩な技を披露していただきました。 私もナム・ホン・ソン武術との交流と同様に空手と居合の演武を披露したところ真剣にご覧いただき、技の説明含め、精神的なこともお話させていただきました。 日本武道のこともご理解いただき、良き交流ができたと感じています。 優真会ベトナム道場開設のお話も頂戴していますので、近い将来現実になるかも? 押忍!


先生及び門下生の皆様と記念撮影
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